医療現場でも注目されている陶芸、実証済みの効果がたくさんあります
手先を使い、作品のために頭を使う陶芸はあらゆる刺激を受けるので医療現場でも注目されています。粘土を造型する為に手をしっかり動かす陶芸には一体どんな効果があるのか、複雑な動きも必要ゆえに受ける刺激は医療行為としてどのように有効かをご説明いたします。
医療行為にもさまざまなものがあり、その中でも全快を目指す為にも必要なことがリハビリテーションです。リハビリテーションは二つの種類があり、一つは「理学療法」もう一つが「作業療法」があり、この作業療法に陶芸が含まれています。
陶芸は両方の手を作品作りのためにしっかり動かし、手のひらだけではなく指まで微細な動きを行って制作するものです。そのため複雑に刺激されますので手指の機能回復訓練としても注目されています。また脳の刺激にもなるため非常に医療効果が高いものといわれているのです。寝たきりとなる可能性がある方にもおすすめしているのが陶芸含む作業療法で、また物を作る楽しさから辛くなりがちなリハビリテーションをより精神的ストレスなく行えます。
身体の機能回復、機能維持などの点は研究結果から実証されており、非常に効果的な療法としてリハビリテーションの一環に導入されているところもあります。
陶芸教室の先生を呼んでよりリハビリテーションの効果をもちながら、一つのレクリエーションとしても患者の精神を安らげることができる、そんな効果も期待されています。